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追悼:今年、鬼籍に入られた方々。・・・上柴とおる
1年締め括りの12月号というわけでこの1年間(2013.12〜2014.11)を振り返り、残念ながら鬼籍に入られたアーティストや音楽関係の方々をリスト・アップしましたので、備忘録代わりにでもしていただければ幸いです(新聞の切り抜きを中心に個人的な観点からピック・アップしております。ご容赦下さいませ)。
改めて皆様方のご冥福をお祈り致します。<敬称略>
・12/09:ロジャー・ティリソン(シンガー・ソング・ライター)72歳
・12/30:大瀧詠一(シンガー・ソング・ライター、プロデューサー)65歳
・1/02:渡邊有三(元ランチャーズ/ポニー・キャニオン常務)64歳
・1/03:フィル・エヴァリー(エヴァリー・ブラザーズ)74歳
・1/03:やしきたかじん(シンガー・ソング・ライター、司会者)64歳
・1/16:佐久間正英(元四人囃子、プラスティックス/プロデューサー)61歳
・1/18:ファギー・フレデリクセン(トリリオン〜ル・ルー〜TOTO)62歳
・1/20:クラウディオ・アバド(指揮者)80歳
・1/27:ピート・シーガー(シンガー・ソング・ライター)94歳
・2/26:パコ・デ・ルシア(ギタリスト) 66歳
・2/28:まど・みちお(詩人「ぞうさん」「やぎさん ゆうびん」)104歳
・3/08:ジェリー・コービット(ヤングブラッズ)
・3/08:ジェラール・モルティエ(元パリ国立オペラ総裁)70歳
・3/15:安西マリア(歌手)60歳
・3/18:渡辺茂樹(ワイルド・ワンズ)63歳
・3/18:高橋英郎(モーツァルト研究家)82歳
・3/22:外山滋(バイオリニスト)78歳
・3/28:山本俊彦(赤い鳥、ハイ・ファイ・セット)67歳
・3/30:宮田繁男(オリジナル・ラヴ)55歳
・4/29:松岡直也(ラテン・フュージョン音楽家)76歳
・4/30:ポール・ゴダード(アトランタ・リズム・セクション)68歳
・5/10:岩井直溥(作・編曲家/フランキー堺&シティ・スリッカーズ)90歳
・6/11:中川博之(作曲家:「ラヴユー東京」「さそり座の女」)77歳
・6/12:ジミー・スコット(米ジャズ歌手)88歳
・6/13:平野忠彦(バリトン歌手:TV「ジャングル大帝」主題歌)76歳
・6/15:ケイシー・ケイサム(「全米トップ40」DJ)82歳
・6/18:ホレス・シルヴァー(ジャズ・ピアニスト)85歳
・6/19:ジェリー・ゴフィン(ソング・ライター)75歳
・6/25:小川文明(すかんち、真心ブラザーズ)53歳
・6/27:ボビー・ウーマック(米R&Bシンガー・ソング・ライター、ギタリスト)70歳
・7/07:安部俊幸(元チューリップ)64歳
・7/11:トミー・ラモーン(元ラモーンズ)62歳
・7/16:ジョニー・ウィンター(ブルース・ロック・ギタリスト)70歳
・7/20:大野拓克(北島三郎の実弟:北島音楽事務所常務)67歳
・7/25:カルロ・ベルゴンツィ(イタリアのテノール歌手)90歳
・7/30:ディック・ワグナー(ロック・ギタリスト)71歳
・8/03:イベット・ジロー(シャンソン歌手)97歳
・8/15:居上博(トランペッター/元ファインメイツ)78歳
・8/31:ジミ・ジェイミソン(ロック歌手:元ターゲット〜コブラ〜サバイバー)63歳
・9/01:デヴィッド・アンダーレ(米レコード・プロデューサー)77歳
・9/06:山口洋子(作詞家/作家)77歳
・9/07:山口淑子(女優「李香蘭」/元参議院議員)94歳
・9/11:ボブ・クリュー(米レコード・プロデューサー、シンガー・ソング・ライター)82歳
・9/12:ジョー・サンプル(米ジャズ&フュージョン・ピアニスト/ザ・クルセイダーズ)75歳
・9/14:井原高忠(元日本テレビ・プロデューサー/光子の窓、ゲバゲバ90分、11PM)85歳
・9/25:森脇隆宏(ET-KINGのTENN/元SPEED上原多香子の夫)35歳
・9/30:宮崎こういち(元ジャガーズ)71歳
・10/04:ポール・リヴィア(ポール・リヴィア&ザ・レイダーズ)76歳
・10/16:藤井裕(上田正樹とサウス・トゥ・サウス)62歳
・10/16:ティム・ハウザー(マンハッタン・トランスファー)72歳
・10/25:ジャック・ブルース(元クリーム:ベース奏者)71歳
・11/05:川口幹夫(元NHK会長、NHK交響楽団理事長)88歳
・11/06:マニタス・デ・プラタ(フラメンコ・ギター奏者)93歳
・11/19:伊藤八十八(元日本フォノグラム〜CBSソニー制作/ジャズ・プロデューサー)68歳
・11/19:マイク・ニコルズ(映画監督:「卒業」)83歳
・11/19:ジョニー大倉(元キャロル、俳優)62歳
・11/21:越部信義(作曲家:「サザエさん」他)81歳
・11/23:中島啓江(オペラ歌手)57歳
ライヴの興奮と感動が、時を経て蘇る貴重な一冊。
「ライヴ・イン・ ジャパン・コレクション1966-1993 鈴木道子 編」
・・・池野 徹
ライヴと言っても1960年代頃と現代では、その時代の音楽家達に対する感じ取る感覚が違う様に思える。第二次世界大戦が終わって、経済復興が高まり、それまで飢えていた音楽と言うカルチュアが多種のミュージッシャンの台頭と共に、世界から溢れ出して来ていた。
SP、EP、LP盤の音を耳からだけ聞いていたミュージックが、そのパフォームする生のヴィジュアルを、ミュージッシャンを、同じ空間で楽しめるということに、異常なほど期待と羨望と興奮を期待していた。好きになったミュージッシャンが日本にやって来る、その声を聞き、眼で確かめ、出来るならツーショットでカメラに収まりたい。マジメに追っかける気持ちでドキドキわくわく感は、ライヴに行く事で昇華されると信じていた。
そんな来日した各ミュージッシャンのエポックメーキングな事が時代を超えて蘇らせてくれる本が、この「ライヴ・イン・ジャパン・コレクション1966-1993/鈴木道子編」だ。音楽評論の世界で若くしてメディアに携わり、1960年代にアメリカで実体験をして、音楽に気持ちを傾けてきた鈴木道子のひとつの集大成とも言うべき著作コレクションである。
冒頭のカバーページで紹介されている、当時の社会現象にもなった、1966年6月に来日公演した"The Beatles"は、東京日本武道館で6月30日18:30から、7月2日18:30まで5回の公演を行っている、その日付けと場所が記録されている。もちろんメンバーのJohn Lennon、Paul McCartney、Goerge Harrison、Ringo Starrも明記されている。そして当時の写真と、プログラムの執筆陣に「20世紀に残るその音楽性」福田一郎、「ロンドンであったビートルズ」星加ルミ子等9人も連ねている。つまり、ビートルズの来日記録が一目で分かる様になっている。これは、当時の記憶を明確に確認できる。また、一つの記録資料としても正確に把握できる事である。
1960年代のビートルズから1990年代のマドンナまで76のアーティスト、ミュージックグループをピックアップ紹介している。当時の執筆者は、物故の方もいるが、ミュージッシャン、デザイナー、イラストレーター、ジャーナリストそして活躍されている音楽評論家が、来日ミュージッシャンに対して一様に熱く、感動と期待を込めて執筆しているのは印象深い。また、主役のミュージッシャンとバックを務めたメンバーも明記されているのは資料としても厚みを加えて興味深い。
各年代の音楽の社会背景と音楽ジャンルの傾向を、鈴木道子は分かりやすく紹介している。まさにプロの音楽評論家の眼がそこにある。それよりも我が意を得たりと思ったのは、鈴木道子と歩いて来た道は違うが、音楽に愛「Love」を感じて生きて来た事に、共感出来て、証明されている事である。「Live Love Music.........」
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