星加さんの話は尽きることがないから、残念だがひとまず終わりにしないと、誰も帰らないまま夜が明けてしまう。興奮と感動の頂点でMPCJプレゼンツ・ケンウッド・トワイライトイベント第4回≪ザ・ビートルズ・ナイト≫は終了。素晴らしいお話を聞かせてくださったゲストの各位、ケンウッドスクウェア・丸の内の方々のご協力に深く感謝申し上げます。(大橋 伸太郎) 写真:轟 美津子
=MPCJ会員からの声=(アイウエオ順)
*モノラルとステレオ、モノラルの方がフィットしたのは、やはり昔の音が耳に焼きついているからなのだろうか。音を研究するする人は磨かれて整った音もいいだろうが、オリジナルの木目の粗い時代の音が一番ぴったりくる。最後に登場の星加さんの率直で貴重なお話が楽しかった。(鈴木道子)
*さすがビートルズで、会場にはいりきらないお客さんが隣のディスプレイ・ルームまであふれていて、そこでモニター・テレビで見られるのはグッド・アイディア。簡潔にまとめられた面白いプログラムだった。(高田敬三)
*リマスター盤の発売がちょうどマスコミに大きく取り上げられていたこともあり、開催のタイミングもよかった。内容に関しては、もう楽しかったというほかない。音の聴き比べは、言われてみれば「そうかな」と分かる程度だったが、何よりもエピソード満載の星加さん話の数々が興味深く、かつ面白くて、時が経つのを忘れた程だった。(滝上よう子)
*ビートルズのオリジナル・アナログ盤の音の良さと、またそれと比較することによって、今回のリマスター盤のがんばりぶりが非常によく分かった。だが、音質が良くなればなるほど、逆に音質なんかどうでもよくなって、彼らの音楽そのものに心を奪われてしまうことに気づいた。つまり、音質ではなく音楽を楽しむためにこそ高音質というのは必要なのだ――こう言うと逆説めいて聞こえるかもしれないが、でもそうなんだよなあと改めて思わされたのだった。ゲストの星加さん、広田さん、福岡さんのお話も素晴らしかった。(細川真平)
*星加ルミ子さんの生の声を聞けたのがよかった。あの口調は健在ですね。すっかりタイムスリップしました。会場に入りきらなかったお客さんが、外で熱心に耳を傾けていたのが印象的。(三塚博)