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「マーラー:交響曲第1番ニ長調《巨人》 /チョン・ミョンフン(指揮)、ソウル・フィルハーモニー管弦楽団」(ユニバーサル ミュージック、ドイツ・グラモフォン/UCCG-1566)
このコンビは前月発売のフランス音楽に続くドイツ・グラモフォン・レーベルへの第2弾。ソウル・フィルは現在の韓国を代表するオーケストラで、チョン・ミョンフンの薫陶下、このところめきめきと力を付けてきた。フランスものによりメジャー・デビューを果たしたソウル・フィルが、マーラーをどのように表現するのか興味をもって聴いた。チョンはこのオーケストラから先ずは自分の考える音楽を特に緩徐楽章では表現豊かに引き出すことに成功したと言えよう。ただオーケストラ、特に弦楽器群の合奏技術に今一つの不満が感じられたのが残念だった。例えば第1楽章冒頭のAのフラジオをはじめ、曲全体に亘って弦の各パートに於ける、ユニゾンでの各奏者が微妙な音合わせにもう少し気配りが欲しかった。しかし今後合奏技術を磨けば素晴らしいオーケストラになることは間違いないだろう。(廣兼 正明)
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