「イージー・カム・イージー・ゴー/マリアンヌ・フェイスフル」
(Pヴァイン・レコード/PCD-17264)
一時は体調を崩していたマリアンヌ・フェイスフルもすっかり復調し、3月末にはニューヨークでライヴを行い夏にはヨーロッパ・ツアーが企画されている。そのステージでの中心曲となると思われるのが昨年フランスでリリースされ本作。マリアンヌのしっとりと歌い上げる円熟味を増したヴォーカリストとしての魅力が噴出しているのだ。ハル・ウィナーのプロデュースで、45年のつきあいになるキース・リチャーズはじめショーン・レノン、アントニー(&ザ・ジョンソンズ)、ジャーヴィス・コッカー、ルーファス・ウェインライト、ニック・ケイヴ、キャット・パワーらがゲスト参加している。マリアンヌといえば60年代のミック・ジャガーの恋人としてもよく知られているが、その波乱万丈な彼女の自伝映画制作が現在進行中でもある。(Mike M. Koshitani)
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