「マイ・フレンズ・アンド・ミー〜バート・バカラックへの想い/ディオンヌ・ワーウィック」
(ユニバーサルミュージック/UCCM-2003)
我が国でも何度となく素晴らしいステージを披露しているベテラン、ディオンヌ・ワーウィックの最新作。今作ではバート・バカラックの作品を中心に、もちろんディオンヌ自身のヒット作もというわけでセルフ・カヴァー集とも言える選曲。そして、この新たなる録音ではグラディス・ナイト、オリビア・ニュートン・ジョン、シンディー・ローパー、グロリア・エステファン、リバ・マッキンタイアーほかジャンルを超越して新旧アーティストの競演が楽しめるのだ。「ウォーク・オン・バイ」 「メッセージ・トゥ・マイケル」「サンホセへの道」ほかの名作が収録されている。(Mike M. Koshitani)
最近またバカラックを歌う歌手がふえているが、バカラック歌いの本命ディオンヌ・ワーウィックが再登場した。ユ85年にラスベガスで聴いて以来、久しくライヴは聴いていないが、本作で健在ぶりを示している。最近流行の豪華な顔ぶれとのデュエット盤となっている。これは自分の歌の多少の衰えをカバーするのにも役立っている。「ウォーク・オン・バイ」でのグロリア・エステファン、「メッセージ・トゥ・マイケル」でのシンディ・ローパー、「雨にぬれても」でのケリス、「サンホセへの道」での亡きセリア・クルースとのラテン調のデュオなど興味ぶかいナンバーが並んでいる。(岩浪 洋三)
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