|
「ヘイリー」 4月14日 東京国際フォーラム・ホールC
女性ヴォーカル・トリオ、ケルティック・ウーマンの一人としても知られるヘイリーが、単独コンサートを行った。彼女はニュージーランド出身のケルト系。美しいピュア・ヴォイスを存分に聴かせる親しみやすいステージで、「千の風に乗って」に始まり、「ドリーム・ア・リトル・ドリーム」「ユー・レイズ・ミー・アップ」ほかお馴染のメロディーに加え日本の曲も多く、ほとんど英語で歌われた。美声といってもオペラティックな発声・表現とは異なり、シンプルな歌唱は、いうなれば世界の国民歌謡歌手といった風情。ソロはあまり慣れていない様子もうかがわれたが、「アメイジング・グレイス」はさすがに感動を呼び、聴衆は大歓迎。アンコールの「花は咲く」も心が通じた。ゲストにヘイリーとテイストの似ている海上自衛隊東京音楽隊の三宅由佳莉も参加。「翼を下さい」ほかを好唱。二人のデュエットによる「祈り」もよかった。(鈴木道子)
「ヘイリー」 4月15日 東京国際フォーラム・ホールC
クラシカル・クロスオーバー、ポップスの歌姫ヘイリーのライヴは、「千の風になって」、「花」という日本人に馴染み深い曲の熱唱から始まった。唯、緊張のせいか前半はスペシャル・ゲストの海上自衛隊ソプラノ歌手三宅由佳莉が歌う「翼をください」「おぼろ月夜」の安定感に押された感があった。後半は歌の安定感も増し、「You Raise Me Up」やギター演奏をバックに歌った「I Know You BY Heart」、ピアノのアレンジが素晴らしい「Over The Rainbow」,大人気の「Amazing Grace」「Bridge Over Troubled Water」等で、ファンを魅了にした。この日最も会場を熱くしたのは、三宅由佳莉とのデュオ「祈り」であった。今後は、ヘイリーと言えばこの曲と言えるオリジナルもしくは、唯一無二の名曲が欲しい所か。いっその事サプライズとして、最近大人気の映画「アナと雪の女王」のテーマを歌うなんてのも良かったかもしれない。(上田 和秀)
|