2004年12月    

Popular ALBUM Review
「ドリームランド/ジョニ・ミッチェル」
(ワーナーミュージック・ジャパン/WPCR-11976)

 現在の音楽界に失望して引退をほのめかしたジョニ・ミッチェルだが、『ドリームランド』を発表した。これはベスト盤。だが積極的に選曲を自分で行っている。17曲入り。70年代の全盛期の代表作中心に、後半は80〜90年代から近年のオーケストラ付きを揃えてドラマティックに、いい流れを作っている。こうして俯瞰してみると、シャープな切れ味のモダンでポップな作品が多いことが分かる。ジョニは偉すぎで難しい等といわれてきたが、どうしてどうして。今シングルで出した方がいいのじゃないか、「パリの自由人」「フランスの恋人たち」と引き締まった快調の滑り出し。「ビッグ・イエロー・タクシー」「カリフォルニア」など、ごく初期の曲がリマスターしてあるのもいい。老成したオーケストラ物が3曲続いた後、若く純な「サークル・ゲーム」で一巡させたのも絶妙。ジョニは、ほんと楽しい。新たなペインティングによるブックレット付き輸入盤国内仕様。
(鈴木 道子)

Popular ALBUM Review

「アルフィー/オリジナル・サウンドトラック」
(東芝EMI/VJCP-68709)
 1967年に我が国でも公開されたマイケル・ケイン主演の映画「アルフィー」がジュード・ロウでリメイクされ、05年春に公開予定(UK/USは04年10月)。音楽はミック・ジャガーと元ユーリズ・ミックスのデイヴ・スチュワート、同作品のサントラだ。ミックのヴォーカルも煌びやかに光っている。17歳の期待のR&Bシンガー、ジョス・ストーンも参加。タイトル・ソングほか、ミックとのデュオによるクリスマス・ソングも収録されている。ミックのソロ的要素が十二分に発揮されているアルバムなのだ。
(Mike M. Koshitani)


Popular ALBUM Review
「オール・ザ・ベスト/ティナ・ターナー」
(東芝EMI/TOCP66328-29)

 1950年代から活動しているティナ・ターナー、彼女の迫力に満ちた素晴らしいファンキー・アンド・セクシー・ステージを70年以来、何十回楽しませてもらっただろうか。ティナ、久々のアルバムはニュー・レコーディング「オープン・アームズ」「コンプリケイテッド・ディザスター」「サムシング・スペシャル」に、「愛の魔力」などの代表作を加えた全33曲収録の2枚組ベスト。ティナの音楽に対する意識、そのスタイルが現在の若手アーティストたちにいかに大きな影響を及ぼしているかということを再認識させられる。まさに、伝説の人だ。
(Mike M. Koshitani)

Popular ALBUM Review
「ザ・グレイト・アメリカン・ソングブックVol.3/ロッド・スチュワート」
(BMGファンハウス/BVCM-31140))

 世界中でベスト・セラーのこのアルバムは、ロッドが2年前からスタートさせた<ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック>シリーズの第3弾。アメリカン・ポピュラー・ミュージックのスタンダードを次々に披露してくれる。ロック・シンガーで、ソウル・ミュージックをこよなく愛するロッドが、実は20世紀ポピュラー名作にも大きな興味を抱いていたのだ。スティーヴィー・ワンダー、エリック・クラプトン、ベット・ミドラー、ドリー・パートン、デイヴ・グルーシンら、ロック/カントリー/ジャズ界の大物がロッドをサポートしている。最後の日本公演が96年、もうそろそろ・・・。
(Mike M. Koshitani)

Popular ALBUM Review
「クロスビー&ナッシュ/クロスビー&ナッシュ」
(BMGファンハウス/BVCM-47042〜3)

 1980年代以降、ソロあるいはCSN(&Y)としての活動を優先させてきたデヴィッド・クロスビー、グレアム・ナッシュからデュオ作としては『ホイッスリング・ダウン・ザ・ワイアー』('76)以来、28年ぶりとなるスタジオ作が届けられた。現代アメリカの病巣を告発した曲からヒューマンな味わいをたたえた優しげなバラードに至るまで、とにかくメロディー、演奏、歌唱、歌詞ともに近年最高のレベルだ。2枚組。全20曲。
(小松崎 健郎)

Popular ALBUM Review
「クリスマス・ソングス/エディ・ヒギンズ・トリオ」
(ヴィーナスレコード/TKCV-35340)

 今年のクリスマス・ジャズはこれに限る。よく知られた「クリスマス・ソング」「サンタが待ちにやってくる」「そりすべり」など全12曲を、曲によってはスインギーに、また時にはロマンティックに弾き分け、ピアノ・トリオでクリスマス・ソングの魅力をたっぷりと味あわせてくれた。日頃のジャズ曲の演奏の時と少しも変わらぬジャズ・フィーリングをこめた演奏はベテランならではの手腕というわけか。エディのアルバムの中でも上位にランクしたい一作だ。
(岩浪 洋三)

Popular ALBUM Review
「パーカーズ・ムード/ステファノ・ディ・バ・ティスタ」
(東芝EMI/TOCJ66248)

 ステファノは1969年のイタリア生まれ。全編チャーリー・パーカーのオリジナルと愛奏曲に挑んで、なかなかみごとな演奏をくりひろげている。なんといってもモダン・ジャズはパーカーから始まったのであり、まだまだ若い彼がパーカーを演じ直してみせたのは興味深い。「パーカーズ・ムード」「コンフアメーション」など12曲を演奏している。ガッツもフィーリングもあり、技巧もありで、さすがにイタリア系といいたい好タイプだ。ピアノはケニー・バロンで、こちらも悪くない。
(岩浪 洋三)

Popular ALBUM Review
「フロム・オスロ/アキコ・グレース」
(コロムビアミュージックエンタテインメント/COCB-53265)

 アキコの新作は北欧ノルウェーのオスロに飛んでの録音。ドラムスに同国きっての名手ヨン・クステンセンを起用。ベースはアメリカのラリー・グレナディア。アキコはノルウェーにちなんだ曲グリーグの「ソルヴェイグ・ソング」ビートルズの「ノルウェーの森」自作の「フロム・オスロ」、さらにスタンダードや自作も加え、思い切り自由なイマジネーションを展開している。ファンキーな「グルーヴ・イット・イズ」も楽しく、彼女は飛躍し続けている。
(岩浪 洋三)

Popular ALBUM Review
「A TIME FOR LOVE/清水翠・高田ひろ子」
(NYX STUDIO/NYX0411)

 2000年のセカンド・アルバム「SONGBIRD」 以来、注目している清水翠が久しぶりに新作を発表した。ピアノの高田ひろ子とのデュオによる2004年5月の<横浜モーション・ブルー>でのライヴ録音。彼女が好きなスティングの「Shape Of My Heart」、お得意のブラジルものオルタの「Aqualas Coisas Todas」やナシメントの「Fruta Boa」から、清水自身が新たに詞を書いてしまったスコットランド民謡「Auild Lang Syne」等などヴァラエティに富んだレパートリーを、アンコール曲のシンディ・ローパーの「Time After Time」まで11曲を歌う。佐藤允彦など共演を重ねてきた彼女、今回は、長年の盟友、高田ひろ子と二人だけで、ぴったりと呼吸も合って乗りに乗ったステージを展開、進境著しい歌を聴かせてくれる。
(高田 敬三)

Popular ALBUM Review
「スマイル/清水ひろみ」
(JOTプロダクション/JOT0407-1)

 ニューヨーク・ブルーノート出演記念盤と宣伝文が付いた、清水ひろみのデビュー・アルバムだが、彼女は、大向こうをうならせるタイプの歌手ではなく、自分のことを良く知っていて、自分のスタイルを持った歌手だ。デビュー・アルバムといってもキャリアは長いらしい。このアルバムでは、多田恵美子(p)神田芳郎(b)中嶋俊夫(ds)のトリオをバックに「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」から「また逢いましょう」まで13曲のよく知られたスタンダード・バラードをスウィ−トな声で囁く様に、綺麗なディクションでさりげなく歌っている。ブロッサム・ディアリーとかアン・バートンとかの歌を感じさせるような魅力ある大人の歌だ。行間に溢れる感情を空間を上手く使って表現する「ラヴ・レター」が特に印象に残った。来年、有名なジョージ・アヴァキャンをプロデューサーに迎え第2弾を計画中だという。
(高田 敬三)

Popular DVD Review
「ライヴ・アット・モントルー/レイ・チャールズ」
(ジェネオンエンタテインメント/GNBP-5013)

 僕が最後にレイ・チャールズのステージを堪能したのは1998年のシカゴ・ブルース・フェスティバルだった。御大レイがレイレッツ&RCオーケストラを率いて見事なステージを展開したのをよく憶えている。このDVDはその1年前、97年のモントルー・ジャズ・フェスティバルでのライヴを収録。代表作「わが心のジョージア」「愛さずにいられない」「ホワッド・アイ・セイ」など、オーケストラの前奏、レイの登場なども含めて18シーン。20世紀の生んだ偉大なるアーティストのひとり<ミスター天才>の見ごたえある映像作品だ。特典のインタビューもとても貴重だ。
(Mike M. Koshitani)

Popular DVD Review
「クロスロード ギター・フェスティバル/エリック・クラプトン」
(ワーナーミュージック・ジャパン/WPBR-90590-17)

 アルコール/ドラッグ中毒者の更正施設、クロスロード・センター運営のためのベネフィット・コンサート、2004年6月にテキサス州ダラス/コットン・ボウルで行われたエリック・クラプトン主宰による<クロスローズ・ギター・フェスティバル>の記録が2枚組DVDで登場。ECを中心に、彼のリスペクトするロバート・ロックウッドJr、B.B.キング、バディ・ガイ、ヒューバート・サムリン、そしてロバート・クレイ、カルロス・サンタナ、ジョー・ウォルシュ、ZZトップ、J.J.ケール、若いジョニー・ラングやジョン・メイヤーも・・・。錚々たるライン・アップで素晴らしいフェスティバルを堪能できる。
(Mike M. Koshitani)

Popular CONCERT Review

「スティーヴン・ビショップ」公演:2004年11月19日 東京/DUO
 ここ何度かは、ギターの弾き語りによる単独ライヴのステージが多かったスティーヴン・ビショップだが、今回の公演はキーボードとギター(ベース)奏者を従えてのトリオ編成。軽妙な「リトル・イタリー」、しっとりとした「ピカソの奏でる蒼いギター」「ルッキング・フォー・ザ・ライト・ワン」等、新旧取り混ぜた曲目も20曲近くに及び、間にはビリー・ホリデイやボブ・ディラン等の物真似を披露したりと、シャイでロマンティスト、それでいてユーモアのセンスいっぱいの彼の魅力を余すところなく発揮したステージだった。
(滝上 よう子)


Popular BOOK Review
「音楽力/日野原重明・湯川れい子」(海竜社)
 聖路加国際病院名誉委員長・理事長の日野原重明さんと当MPCJ会員の湯川れい子さんの、音楽がいかに心、体、魂を癒す存在であるかということを纏め上げた、実に元気の出てくる一冊だ。音楽が医療の世界に徐々に受け入られ始めた日本の現況の中で、今後もっともっと音楽が人間の生きる大きな糧になるということを示唆してくれる。僕自身、30年以上前からミュージックは<音学>ではなく<音を楽しむ>、ということを持論としてきたが、その考えが正しかったことも改めて教えてくれた。仕事柄、バイオ本やデータ関連のものを読み漁っている中で、久々に全身が洗われるような、まさに癒しの一冊である。
(Mike Koshitani)

Popular COLUMN
「Iceland Airwaves: 2004年10月20-24日 アイスランド・レイキャヴィク市内」
 1999年に思いつきで始まったアイスランドのポピュラー音楽祭は、街ぐるみで行われるフェスティバルに成長し、今年で6年目を迎えた。会場は市内徒歩圏内のライブハウス6軒が中心となり、時には世界的に有名な屋外温泉ブルー・ラグーンでもライブが行われた。出演はアイスランド国内から100組以上、国外からも10組程度が参加する。内容はピンキリではあるが、過去にはシガーロスやムームのように現在国際的に活躍するアーティストがこのフェスから発掘されている。今年は博物館のステージで演奏した一連のグループが粒ぞろいで、映画『氷の国のノイ』の監督がリーダーを務めるスローブロー、ルーズなトーンが北欧に似合うバング・ギャング、グループ結成10周年を迎えたマウス等がローカル色を盛り込んだ個性的な演奏を聴かせた。日本でも人気のカラシはメイン会場で新メン バーを交えて新作を披露した他、小さなクラブでシークレット・ギグも行っていた。エッジの効いたパワフルなリズムと小気味良いラップには益々磨きがかかり、圧倒的な実力を感じさせた。2005年には来日が予定されているそうだ。
(小倉 悠加)

Classic ALBUM Review
「スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集/小山実稚恵(P)
(ソニー・ミュージックジャパン インターナショナル/SICC201〜3)

 彩の国さいたま芸術劇場で行われたスクリャービンとラフマニノフのピアノ作品の連続演奏会と並行して敢行された録音で、スクリャービンの創作活動のほとんど全ての時に及ぶ10曲のソナタのほか、24の前奏曲やエチュードなど代表的なピアノ曲がCD3枚組に収められています。小山実稚恵は、優れた技巧と明晰な音楽性、硬軟を巧みに使いわけた響きと洗練されたタッチで、特異なスクリャービンの作品の世界を見事に描き出しています。
(横堀 朱美)

Classic ALBUM Review
「シューマン歌曲集/クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)、ゲロルト・フーバー(P)」
(BMGファンハウス/BVCC34114)

 1968年生まれのドイツのバリトン歌手クリスティアン・ゲルハーヘル待望の新作はシューマン歌曲集です。ロマン派歌曲の最高傑作「詩人の恋」ほか、「6つの詩とレクイエム」「ライオンの花嫁」「哀れなペーター」「ペルシャザル王」を収録。いたずらに主情的かつ感傷的な耽溺に陥いらず、ひとつの流れのなかで全体を構成し、天性の美声と資質を生かした演奏を聴かせます。ゲロルト・フーバーの名伴奏も歌を引き立てています。
(横堀 朱美)

Classic ALBUM Review
「トゥー・ハンズ/レオン・フライシャー(P)」
(コロンビアミュージックエンタテインメント/COCQ83845-6)

 アメリカ屈指の正統派ピアニスト、フライシャーの右手は、絶頂期の30代後半に、神経障害・ジストニアのため使えなくなり、以来左手のみのピアニスト、指揮者、教育者として活動。35年余苦しんだ末、最新医学による治療法で、両手での演奏が可能となり、40年ぶりに行ったソロ録音がこの盤です。バッハやショパン他の小品とシューベルトの最後のソナタを収録。慈しむような優しさと格調あふれる演奏に魅了されます。収益の一部はジストニア医学研究財団に寄付されるとのこと。
(横堀 朱美)

Classic ALBUM Review
「ショパン:バラード&スケルツォ集/清水和音(P)」(TRITON/OVCT-00012)
「ショパン:前奏曲集&即興曲集/清水和音(P)」(TRITON/OVCT-00018)

 清水和音の新しいショパン作品集は、かつてセンセーショナルなデビューを飾った大器が成熟期を迎えて本音をストレートに語った力作。豊かな才能、ショパンへの真摯な思いがパワフルな打鍵に託されて聴き手に迫る。バラード第4番、前奏曲第24番など1曲だけでも試聴されれば、その真価がわかるだろう。指癖で弾き流すことをせず、自分の耳と心でしっかりと受けとめて、自己の表現として明確な形をあたえているのが好ましい。昔から明快で伸びやかな音色の美しさが魅力的だったが、彫塑的な表現と相まってその陰影がさらに深まってきている。極上のピアノ録音で、ハイブリッド・ディスク。私はSACD2チャンネルとマルチチャンネルで聴いたが、大型装置で本領を発揮する。
(青澤 唯夫)

Classic CONCERT Review
「ソロと合唱の華やかな饗宴 びわ湖ホールのオペラ『十字軍のロンバルディア』」
 1999年の開館以来ヴェルディのオペラを上演しているびわ湖ホールは、初期の傑作《十字軍のロンバルディア人》を取り上げた。若杉弘指揮、鈴木敬介演出による日本初演という意欲的な試みで、10月16日と17日に行われた。初日に足を運んだが、ソロと合唱が見事にブレンドされて、聴きごたえがあった。イタリア・ロンバルディアの軍団が聖地の奪還を目指して、アンティオキアに進撃し、この地を支配する異教徒を打倒する物語で、信仰と愛がテーマになっている。悲劇の主人公となるオロンテ(市原多朗)の発声にむらがなく、彼を愛するジゼルダ(浜田理恵)も、一途な気持ちを透き通るような声に託した。敵役ながら後に改心して隠者となるパガーノ(福島明也)も生彩にとんだバリトンで存在感を発揮。もう1つの主役は合唱団(びわ湖ホール声楽アンサンブルと東京オペラシンガーズ)で、最初から舞台を引き締めていた。
(椨 泰幸)

Classic CONCERT Review
「祖国の響き伝えたチェコ・フィルハーモニー管弦楽団/ザ・シンフォニーホール公演」
 「チェコの心」とはこういうものであろうか。こみ上げてくる熱い情感を柔らかな外皮でくるんでいる。楽員たちの胸の中に赤い血潮が脈打ち、それが見事にハーモニーとなって昇華された。これこそ本場の味というものであろう。11月14日、ザ・シンフォニーホールで行われたチェコ・フィルを聴いた印象である。それを味あわせてくれたのはシェフのズデニェク・マーカルの見事な腕前である。チェコ人でありながら、政治体制に抗議して亡命し、ようやく祖国屈指のオーケストラの首席指揮者に迎えられた。その喜びは、余すところなく、楽音の隅々にまで飛び跳ねている。それを痛感させたのはドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」である。第2楽章の初めに有名な主題を奏するオーボエはもとより、管楽器から弦楽器、打楽器に至るまで、緻密にコントロールされて、チェコの大地を思わせるような響きであった。上原彩子のショパン「ピアノ協奏曲第1番」は繊細な感情が波打って、ロマン派の真髄をよく伝えた。しかし、その後に出てきた「新世界より」が余りにも充実していたために、影が薄く感じられたのは気の毒である。
(椨 泰幸)

Classic MOVIE Review
「コーラス」
 ひさしぶりに到来した心暖まるフランスの音楽映画。リヨンに近い厳格な全寮制少年院に楽譜を抱えて着任した新しい舎監は、反抗する問題児たちを叱りつけるかわりにコーラスをはじめ、歌うこと、生きることの素晴らしさを教える。「ニュー・シネマ・パラダイス」(製作・出演)のジャック・ペランが往年の名作「春の凱旋」をリメークしてフランスのハートをつかみ、国民の8人にひとりが見たという。歌はサンマルク少年合唱団、曲はラモーの「夜」など。2005年4月公開予定のおすすめ作。日本ヘラルド映画配給。
(日野 康一)

Audio WHAT'S NEW
「パストラル・シンフォニー AP5001」(\39,375/税込み/1台)
(発売:パストラル・シンフォニー http://www.micropure.jp/

 パストラル・シンフォニーはわが国の新興ブランドで、マイクロピュアという特許技術で知られる。また小型スピーカーで質の高い再現性を実現することでも定評がある。このモデルは約16cm四方の立方体をしたごくコンパクトな製品。口径わずか10cmのユニットひとつで広いレンジをカバーし、音楽性に優れた音質を得ている。卓上でのニアフィールドでも通常のスタンド置きでも不足がない。だまされたと思って聴いてほしい。
(井上 千岳)

Audio WHAT'S NEW
「カイン A-300B」(\312,900/税込み)
(取り扱い:カイン・ラボラトリー http://www.cayinlabo.com/)

 管球式アンプが盛んな中国でも最も安定したブランドのひとつであるカインの製品。真空管ファンに人気の高い直熱三極管300Bを使用しているが、現代のソースに適合した高度な特性を持つ球を特に選んで搭載している。このためワイドレンジでS/Nがよく、300Bの柔らかな感触をベースに伸びやかで澄んだ音調の実現が可能となった。出力は8Wで格別高くはないが、通常の使用なら問題はない。音楽ファンにもお勧めしたい。
(井上 千岳)

Information 「びわ湖ホールで《ヘンゼルとグレーテル》」
チェコ国立ブルノ歌劇場がびわ湖ホールでフンパーディンクの歌劇《ヘンゼルとグレーテル》を上演する。同歌劇場管弦楽団、バレエ団、合唱団が出演し、指揮者にズバヴィテル、ヘンゼルにハマロヴァー、グレーテルにブレショヴァーらを予定し、魔女の住む森に迷い込んだ兄妹のメルヘン的な世界を描く。(椨 泰幸)
公演日:12月4日(土)14時開演
会場:びわ湖ホール 料金:5000円〜13000円。
問い合せ:びわ湖ホールTEL 077-523-7136

Information 「エルヴィス・クリスマス2004」
エルヴィス・ソングを歌わせたら<ザッツ・オールライト>の尾形直人をフィーチャーしてのエルヴィス・クリスマス・ライヴ!
出演:尾形直人 ビリー諸川 Mike M. Koshitani(MC)
日時: 12月11日(土曜) 16:30開演
会場:東京/HOLIDAY(ゆりかもめ『竹芝』駅前。竹芝桟橋入り口向い)
入場料: 前売り¥4500 当日¥5000 特別ディナー・コース¥25000
主催:エルヴィス・プレスリー・ファン・クラブ 協力:株式会社BMGファンハウス
問い合せ:HOLIDAY TEL 03-5408-3496(正午〜22時) http://www.clubholiday.jp

Information 「湯川れい子 PRECENTS Special Olympics Nippon CHRISTMAS Charity Dinner Show 2004」
05年冬に知的発達障害のある人たちの競技会<スペシャルオリンピックス冬季世界大会・長野>が開催される。同大会は全てボランティアによる運営。冬季世界大会・長野の応援イベントしてのチャリティ・ディナー・ショーです。 出演:喜納昌吉&チャンプルーズ 呉汝俊 ムッシュかまやつ 岩崎恭子 田中康夫ほか
プレゼンター:湯川れい子 日時:12月8日(土)17時開演
会場:東京・ホテルニューオータニ『鶴の間』 料金:22000円
問い合わせ:オフィス・レインボウTEL 03−3702−5400


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